キムチのきもち

キムチのきもちになって考えてみよう

週報32 エンジニアが朝に日記を書くメリット

TheArtist'sWayとモーニングページで使っているノートとボールペン
TheArtist'sWayとモーニングページで使っているノートとボールペン

The Artist's Wayのモーニングページを続けている

去年の10月から『ずっとやりたかったことを、やりなさい』という本を実践してみている。

yusuke1225math2.hatenablog.com

すべての人は生まれながらにアーティストである、という思想のもとに、 大人になる過程で失われた創造性を取り戻していくことが、本書の目的だ。

モーニングページ(毎朝ノートに頭の中を書き出す作業)アーティストデート(役に立つかどうかを無視して、好きなことに週に1回は没頭する) を継続しながら、週に1回のワークをこなしていく。

これまで、2ヶ月半取り組んでみたのだが、 メンタルや思考や仕事の能率に、かなりの変化があった ので書き留めておこうと思う。

脳のメモリ領域がスッキリした

まず大きかったのは、PCでいうところのメモリにあたるような脳の領域が、スッキリしやすくなったことだ。

期限内にやることが多かったり、仕事以外でも問題が発生したりすると、人間の脳のメモリ使用率が100%近くになる。

PCでアプリを立ち上げすぎると、動作がもっさりし、やがて止まってしまう。

そんなふうに、脳のメモリが足りなくなってくると、 一つ一つのタスクは大したこと無いはずなのに、注意が散漫になって処理速度が落ちる という状態になってしまう。

だが、 朝に日記を書くことで、タスクや問題を一旦脳のメモリから、紙の上に移動させることができる

そうすると、一度脳のメモリが空っぽになるので、空いたメモリ領域を再利用できるようになる。

落ち着いて タスクの優先度を決める、解決方法を考える、といったことに脳を使えるようになる。

現場で保守業務をやってると、 改修チケットの実装をやりながら、問い合わせ対応をしたり、必要な技術を都度インプットする と、いったように、広範囲で同時多発的にいろんなタスクが発生する。

だが、毎朝日記を書くことで、業務開始前に今抱えているタスクの整理や解決の方針のあたりをなんとなくつけられた。

そのおかげか、残業もなく、テンパることもなく、一つ一つに対して落ち着いて調査したり実装したりといった対応をできた。

感情を溜め込まなくなり冷静に対処しやすくなった

モーニングページ(朝の日記)にはルールがある。

  • 誰にも見せない
  • 見返さない

この2つだ。

このルールがある理由の説明は、本自体に任せることにするが、モーニングページを書く時には とにかく浮かんだことを、そのまま書く。

もちろん文章は支離滅裂になる。

時にはとんでもない罵詈雑言が書かれることもある。

それでも、全く気にせずに書く。

上記の2つのルールがあるので、人が読んで読みにくいとか、もっとうまく書くとか、そういう思考はここでは捨てる。

むしろ、そういう感じで書くのはご法度で、朝の日記の効果が薄まる。

仕事に全く関係ないプライベートの話題も書く。

昨日食べたあれが美味しかったとかも書く。

仕事中思っているけど口に出さないことも書く。

愚痴も怒りも憎しみも書く。

そうやって、普段頭に浮かんでいるけど口に出さないことや、言葉にできなくてもやもやしていたこと を文字に起こしてみる。

もう何も書くことがないぐらい書く。

何も書くことがなくても絞り出して書いてみる。

そうすると、「あ、自分ってこのとき苛立ってたんだ」 とか 「実はこれは、悲しかったんだ。」 というように、冷静に自分の感情や状況に気づくことができる。

そして、冷静に自分の感情を自分で受け止めてみると、 「なんだ、すれ違っていただけか」 とか 「そういえば、これ伝え忘れてたの、自分だわ」 とか、状況が見えてくるようになる。

毎朝これをやってると、3日連続で同じようなことを書いてることもある。

3日目ぐらいで、ずっと同じことで悩まされてるのがアホらしくなってきて、視点とか思考を変えようという気持ちになったりもする。

そんな具合に、自力で感情を排出する癖がついたので、人間関係でのストレスが前よりも減った。

自分の感情にも振り回されにくくなった 感じがしている。

エンジニアという仕事にこそ日記を勧めたい

エンジニアという仕事は、ハードな仕事だと思う。

専門知識が要求される業務内容であるのに加えて、複数人でコミュニケーションを取りながら、納期と品質を両立させなければいけない。

正直、かなり高ストレスな職種ではあると思う。

自分は技術的な側面が好きだから続けられているが、現場の人間関係によっては、どうしても体力と精神力を消耗してしまうと感じる。

とくに、人間関係の部分については、自分がどうにか頑張るだけで解決できない問題のほうが多い。

そうなったら、もう自分を変えるしかなくて、「馬が合わない相手と、いかにして機嫌よく仕事するか」を考えるのが生産的だと思う。

そもそも現実社会で、自分と相性の良い人ばかりのチームで働ける というのは、かなり確率が低い事象であるというのは冷静に考えればわかる。

だったら自分なりに色んな感情と折り合いをつけて、自分の仕事の段取りとメンタル状況をよくしていく他ないのではないだろうか。

最近Amazonを開いたら、新装版が出ていた。

エンジニアにこそおすすめしたい一冊なので、興味が湧いたらぜひ手にとって、ノートとペンで思考を書き出してみてほしい。

ちなみに私は書いてる途中に、ボールペンのインクがうまく出ないと、本当に発狂しそうになる。

だから、筆記具については、文房具屋に行って、ちゃんとそれなりに良いものを使うのをおすすめする。

個人的には、ボールが1mmの太めのボールペンだと、インクづまりが起きにくくて良いので、スラスラ書きたい人には太めがおすすめ だ。